1)正しいシャンプーの仕方
 「シャンプー」という言葉の語源はヒンズー語の「マッサージする」ということなのですが、日本語では「洗髪」となっているため、「しっとり、ツヤツヤ、サラサラ、しなやか、コシを出す、張りを出す」などの目的のもとにシャンプー剤がつくられ、シャンプーを行ってきました。

 しかし、これらは頭髪の汚れを落とし、傷んでいる頭髪を修復するという見かけ上の頭髪の健康であって本来のマッサージをして血行を良くして新陳代謝をたかめていくという目的から離れていました。
作物を育てる前に畑を良くしなければならないのと同じように、頭皮・毛根から健康にしていかなければ頭髪本来の健康は維持できないのです。

 洋服の場合は洗えば洗うほど繊維が傷むように、毛髪の場合も洗うことにより次第にキューティクルが剥がれて損傷してきます。
かといって洗わない場合はもっと不潔になり、毛髪の傷みよりも地肌にいろいろトラブルが起こってしまいます。 従って、シャンプー剤の選び方と、すすぎを十分に行うなど正しい使用法で行うことが大切になります。
シャンプー剤の安全性については、量と濃度と使い方の三つの要因が影響しており、甚だしくその使用を逸脱しない限り人間の健康等を損なう恐れはほとんどないとされています。
頭皮、頭髪の状態、目的、効果などにより使い分ける事が必要です。

 酸性のシャンプーで洗い、クリームリンスやヘアパック、ヘアトリートメントなどを忘れずに行い、PPTなどの蛋白質と水分や油分の補給をし、髪をいたわってやらなければなりません。
 シャンプーは2度洗いが常識になっています。酸性のシャンプー剤を用い、まず1回目シャンプーは脂汚れなどの乳化のためのクレンジングを目的とし、甚だしい汚れを洗い流します、これは落ちこじれを防ぐための操作です。 2回目のシャンプーはシャンプー本来の目的のマッサージをすることが大切です。
1回目で落ちなかった汚れを落とし、頭皮をマッサージすることにより血行を良くし生理機能を高めることが大切なのです。

 
2)シャンプーのポイント
シャンプー剤
 シャンプー剤は良質のものを使用します。
その条件は毎日洗っても害がないものです。皮脂を適度に取り除きます。
(洗浄力が強すぎては良くない)目的、症状に応じて選ぶことが必要です。

回 数
基本的には毎日洗い、乾燥頭皮の場合は、2〜3日に1回位が良いでしょう。
育毛の場合は毎日洗い、清潔にして毛穴につまった皮脂を取ることです。
育毛剤の浸透を促す効果のため、毎日洗うことがよいでしょう。

使用量
 毎日洗うことを前提とすると、出来るだけ少量の方がよいでしょう。
多量に使ってよく洗い流さない場合は、シャンプーが頭皮に残留し、フケや抜け毛が多くなることがあります。

シャンプーのポイント
 シャンプー剤を使う前に一度お湯だけで洗い流します。
シャンプー剤は直接頭皮につけないでください。手に広げてから髪につけて泡立ててから頭皮のマッサージに入ります。
 マッサージは指先の柔らかい部分を使って軽く動かします。
強くこすらないでください。そして、丁寧に頭部全体をマッサージします。
 流すのは十分すぎる位洗い流します。
シャンプー剤が残ることが多いので、少量にしてよく流すことを心がけましょう。
 リンスは育毛の場合は、使わない方がよいです。普通のリンスは髪のためのもので、育毛剤のイオン性と合わないこともあります。
 また、頭皮に残留することも多いです。
 育毛用のシャンプーは、脱脂力が強いものが多いので、髪がきしむことがありますので、天然のオイルなどをシャンプー剤に加えるとよいでしょう。
 
3)育毛におけるシャンプー
 皮脂の分泌が多く毛穴がつまっているような場合は、一般に育毛剤は水溶性であるため、脂と水はなじまないので皮脂が吸収をじゃましてしまいます。
 そこで、シャンプーの前に、ホホバオイルを頭頂部の頭髪の薄い部分に塗って軽くマッサージをし、皮脂を溶かしたりフケを除去しやすくしておき、この溶けたアブラを乳化できるように調整したシャンプーを使い、指先を頭皮にピッタリとつけて、血行を促進するために、頭皮をゆり動かし、もむようにして洗います。
 すすぎは充分に行ってから、頭髪をこすらないようにしてタオルドライをします。
毛穴がきれいになれば育毛剤も吸収されやすくなりますので、気になる部分に塗布して充分にマッサージします。
 
4)スキャルプマッサージ(頭皮のマッサージ)
 髪が細くなっていくのは、頭皮の機能低下によるもので、頭皮が硬くなる状態になり、血液の流れも悪くなります。
 頭皮をマッサージすることにより、頭皮がやわらかく、弾力が出てきます。毎日マッサージすることで、血行がよくなり自律神経の働きが活発になり、毛髪の発育を促します。
マッサージのポイント
 頭皮全体を指先で動かすことが基本ですが、特に天頂や前頭が硬くなるので、頭皮を上へゆるめるようにするのが効果的です。
 強すぎるマッサージは逆効果です。5分位は行ないましょう。一日数回は行ないましょう。

指圧のポイント
 マッサージは、頭皮の運動をさせて血行をよくする効果がありますが、指圧は東洋医学でいうツボを刺激して、神経的な活性化をはかることです。
指圧はマッサージと違い、指先を頭皮に当て中心に向かって押します。
 強さは痛くなる手前位がよいでしょう。
場所は天頂、前頭部、耳の周囲、後頭下部にツボが多いので、その部分をよく押すとよいでしょう。
パッティング、ブラッシング
 パッティングも刺激を与える意味で効果があります。ブラッシングも同じような効果があるので、毎日続けることが大切です。
 注意点は、使用するブラシは先が丸くなって、頭皮を傷つけないものを使いましょう。
回数をやり過ぎないようにすることも大切です。

全理連ホームページより一部掲載 >>back